タオルの持つ価値


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 タオルに関する議論に一年がかかりました。

(前回の記事から一年)

 

 出た結論は「タオルには価値がある」ということでした。タオルがしっかり管理されていれば、タオルは生活の質を間違いなく高めます。タオルとはそれほどの存在なのです。私なりに作ったルールがありますから、それに従って頂ければそれで良いのです。

 

一.タオルは白一色に統一する。フチなどにも色が入っていては駄目です。今まで使っていた色付きタオルはお捨てになるか、それ相当の処置を。

二.サイズはひとつに統一する。畳んで収納した姿を綺麗にするためです。使い勝手としてはバスタオルとフェイスタオルの中間のサイズをお勧めします。

三.一度使ったタオルを、もう一度使ってから洗おう、などとケチなことを言わない。

四.タオルのストックを決して絶やさない。

 

 以上の4点、たったこれだけです。一と二は金銭的に解決が出来ますが、三と四は努力が必要な部分です。そもそも一番重要なのは四なのです。これが覚束なくなると三がおかされ、しまいには物置へ投げ込んだ「色付きの」「サイズがバラバラな」タオルをこっそり取り出して使い出すことになってしまい、結果一も二もおかされます。なお、サイズを統一するタオルはお風呂あがりにメインで使用するタオルのことで、他の場所で使用するタオルのことまで言っていません。

 わたしの場合、2人家族で2人とも朝と夕の1日2回行水をするので、1日4枚のタオルが消費されます。ほとんど毎日洗濯機を回しますが一応、タオルは倍の数の8枚、用意しています。洗濯も大変ですが、うちの洗濯乾燥機には洗濯から乾燥までワンストップのコースがあるので、洗濯機に頑張ってもらうことにしました。タオルと寝間着は最初から乾燥までするコースへ。それ以外の洗濯ものは洗濯までして、干しています。

 最初は洗濯乾燥機に頼ることに色々な戸惑いがありました。そもそも2人で1日4枚ものタオルを使うことも、環境問題を考えたら喜ばしいことではない。色々、喜ばしくなく葛藤していたんです。でも温かいシャワーを思う存分浴びて、浴室のドアを開けてバスローブを着て、新しいタオルを取って両手に広げて顔を埋めた時の快感。十分乾燥していて、控えめで清潔な洗剤の香りがする。これ以上の幸せがあるでしょうか。ある時私は、自分の幸せを優先することにしたのです。その瞬間、とても幸せでした。そしてその日からその瞬間が毎朝毎晩訪れます。

 幸せってなんだろう、でもいますごく幸せ。タオルを使うたびに毎日思います。