絹の肌着


IMG_0575  この件について、さらりと書く自信がなかったため、本当はもっと早く書くつもりが遅めのタイミングになりました。

 靴下を何枚も履く方々がいらっしゃいます。絹、綿かウール、絹、綿かウール、絹・・・といったように絹と綿かウールを重ねて履いてゆく「冷えとり」という民間療法のひとつです。下半身の温めと解毒です。絹は吸毒性と排毒性が強く、綿やウールは通気性が良い、という特性を利用してバケツリレーみたいに足の裏から出る毒を外に出す、というものです。しばらく履いていると、絹が毒を吸いすぎて溶けて破れてしまいます。寝たきりの方の靴下が数日で破れてしまうと聞いた時は驚きました。足の甲が破れてしまう人もいます。通常の靴下の破れ方ではありません。

 肌に触れる部分はすべて絹に変えました。靴下、ズボン下、パンティ、長袖シャツです。とても気持ちが良いです。この上に通常のお洋服や寝間着を着ます。肌に直接触れる部分に関して言うと、まず、化繊はだめになりました。もちろん、お洒落をして出掛けるときは化繊を身につける時がありますが、「あくまでも今日はお出かけ」という気持ちで、帰ったらすぐに着替えてしまいます。この冬はいつも引く風邪を全くひきませんでした。朝起きた時の顔のむくみ、夕方の手足のむくみもなくなりました。変わったのはこれくらいです。私は特に身体に不調があるわけではなく、何かをとても変えたいと思って冷えとりを始めた訳ではありませんが、この気持ちよさに身体が素直に反応している気がします。それ以上深入りはしていません。ただ単純に、絹の肌着を身につける気持ちよさは試していただきたい快感です。下から上に身に着けて、立ち上がった時、胸をすくような感覚が、スッと走ります。