素敵な方から素敵な贈り物をいただいた。Karma Kametの香りを閉じ込めたサシェ。
首元からふんわり香ると素敵だなと考え、大好きなシルクのスカーフやストールを入れているクローゼットに。正方形の麻の袋にかけられたリボンの色と、それを留めているグレーのタグの色の組み合わせが、私の持っているスカーフのトーンと驚くほど一緒だったことに気づく。もちろん贈り主にクローゼットの中身を紹介したことはない。
香りの贈り物というのは難しいもの、と決めつけてしまっていたけれど、クローゼットを開くたびにあの人を想う、出先でふと、鼻先をくすぐるこの香りで、あの人と心が重なってあたたかくなる。
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日曜日の夜の過ごし方
September 26th, 2016 日曜日の夜は、明日から始まる新しい1週間の始まりの時間です。夕食を早めに済ませて、22時で閉店する近所のスターバックスへ行きます。食後のコーヒーを飲みながら、明日から始まる仕事に少し手をつけておきます。22時で強制的に終了です。正味2時間程度ですが、明日からの仕事の予定が立ちます。日曜日の夜に明日からの仕事を思うと嫌になるという話もありますが、習慣にすると慣れてきます。特に夫はこの時間を大切にしています。
帰宅したらすぐシャワーをして、好きなお酒を作って、キャンドルをつけて読書をします。ナッツやチーズなども用意します。スコッチが好きなので、いくつか用意しています。今夜私は常温の軟水と同量で割る「トワイスアップ」という飲み方です。もっとも私はあまりお酒が強くないので、スコッチと軟水を1:1.2でつくります。バーテンダーのように勘がきかないので、しっかりと計量カップで計ります。適当にすると香りの輪郭が適当なものになってしまいます。夫は今夜はクラッシュアイスで「ミスト」を作っていました。
黒の洗濯
August 24th, 2016黒いクルーネックのTシャツと、黒い麻のシャツが大好きで、メーカー違いで複数、さらに気に入れば同じ形を何枚か買います。特にAmerican Apparel(アメリカン・アパレル)のベイビーリブのクルーネックは大好きな形なのでMサイズの半袖、長袖で黒は数枚づつ持っています。これに関してはスペアも買うので、まだ袖を通していないストックもあります。American ApparelのベイビーリブはAmerican Apparelが日本に来た頃からずっと着ています。当時大学生だった私。TPOもなにもありませんから、いつもAPCのRESCUE(アーペーセーのセスキュー)っていうワイドな形のデニムを腰パンで履いて黒いTシャツを着ていました。靴もボロボロのスニーカーか、夏はビーチサンダル。当時はGAP StretchシリーズのTシャツも好きで愛用していましたが、今はサイズ的にピチピチになりすぎるので、もう少し生地が厚いものを選んでいます。
PETIT BATEAU(プチバトー)のベーシックなクルーネックも大好きです。生地がしっかりしているので着込んでゆくと布っぽくなってゆくっていうか、へたれずに逆に目が詰まって強くなってゆく感じがします。agnes b.(アニェスベ)の定番のボーダーシャツもそうです。アニェスの赤と白のボーダーは両親がお揃いで着ていました。adidas(アディダス)の赤いガゼルもお揃いだった気がします。私の実家の母は武蔵美生時代、アニェスが日本に来た時にはまって、食事を削っても青山のブティックに行っていたといいます。当時買ったオレンジ色のコットンニットの複雑な編みのカーディガンなど、今でも大事にしているようです。
30歳になってからは、Tシャツよりもボタンシャツをよく着るようになりました。特に夏は麻のシャツが気持ちよく、白、ブルーと薄い色をよく着ています。ただ、夕方以降のお出かけの時は、黒の麻がなんとも良い気分です。下着はごくあっさりしたもので胸をぺちゃんこにして、ボタンは開け気味。カバンも小さな布製のものを持って、サンダルで出かけます。群青から黒に変わってゆく空にゆらゆら浮かぶオレンジ色や赤のネオンや車のテールランプがデコルテに浮かび上がります。
黒いお洋服は白のように脇や首の汗ジミが気にならない変わりに、洗濯を繰り返すたびに白っぽく色が褪せてしまいます。特に麻はがっかりするほど色褪せてしまいます。お気に入りだったユニクロのメンズのリネンシャツはもうダメです。上海灘(SHANGHAI-TANG シャンハイタン)の麻のシャツは色褪せるのが嫌であまり着ていません。綿も麻ほどでもありませんが色褪せします。今までお気に入りの黒いシャツを何枚色褪せで捨ててきたか。
欧米のほうで「黒もの専用洗剤」があると聞いたのはつい最近です。ドイツのドマル(domal BLACK FASHION)というメーカーのものは実際に洗剤の色も黒く、積極的に黒くさせるとのことで、いかにも効きそうだったのでを探したのですが国内では見つからず、同じくドイツのヘンケル社のパーウル(Perwoll Insentive Schwarz)にしました。香りはいかにも海外の洗剤の香りがして不気味なのですが、お好きな方はお好きかもしれません。白物と一緒に洗っても問題ないのですが、私はジーンズなどとダークカラーのものだけをまとめて洗います。
黒にかんしては、白のように効果がわかりづらく、気休めのような気もしますが、気持ちは大事です。
白の洗濯
August 24th, 2016ご存知の通り、バスタオルは全て真っ白。実は寝具も寝まきもすべて真っ白です。特に強迫観念とか病的なものではないとは思うのですが、素肌に近い部分に触れるものを白くしてゆくと、どうも色物に戻れなくなる嫌いがあります。下着もいつも白を探しています。白い下着の時とそうじゃない時の気分は全く別ものな気がします。しかし綿のコットン、特にバスタオルなのですが、使ってゆくうちにグレーっぽくくすんでしまう悩みがありました。寝具は年間通して全て麻ですがこれは特にそうならないので、どうも素材も関係があるのかなと思います。
腰を据えて色々と調べた結果、私は粉洗剤に変えました。
最近は液体洗剤が主流ですね。私もずっと日本のメーカーの液体洗剤を使っていました。濃縮タイプでエコだとかいうんですが、これがどうも良く無いらしく、洗剤残りがかなりあるらしいんです。今のドラム式洗濯機はエコだとかいって水の使用量を抑えていますので、更に相性が悪い。ドラム式で濃縮タイプの液体洗剤を使用していた私のタオルはグレーっぽくくすんでゆき、洗剤の残り香が快適な類のものではなくなってゆきました。
従来の縦型の洗濯機は洗浄力が強いので、このような問題は起きづらいらしいのです。ただ洗濯機を買い換えるわけにいきませんので、洗剤を変えました。色々なサイトなどで比較検討を行ったところ、そういう悩みを持つ人、ちょっと洗濯への意識が高い人々の間では「粉石鹸を使うのが常識」だったようで驚きました。粉石鹸と液体洗剤は成分が全く違うらしいんです。
その中でも「アリエールサイエンスプラス ー7つの科学ー 」を使用して同じ問題が解決したという口コミが多かったので、すぐに買い求め使ってみましたところ、あっけらかんとするほど、タオルたちが生き返りました。引きこもりの人間が太陽の下に出て日焼けして笑顔になった、そんな感じ。一度黒ずんでしまったものが完全な白に戻ることはないですが、黒ずんでゆくスピードはかなり落ちました。あと洗剤の匂いなのか何なのかという「快適な類のものではない」独特な香り。これは全くなくなりました。洗剤の香りではなく「カラリと乾いた綿の香り」がとても心地よいのです。
あと問題になっていたのが「液体の酸素系漂白剤」です。酸素系漂白剤は高い温度(40度以上というのが一般的なのかな、熱湯やスチームなど温度が高ければ高いほどいいようです)で初めて効果を発揮するらしく、常温の水で洗濯している分には効果は薄く、さらにこれも濃縮されているもんだから洗剤残りの原因になってしまうんだとか。私も液体タイプの「ワイドハイター」を洗濯の度に入れて使っていました。実は「ワイドハイター」って粉末タイプがあり、これも粉にするといいとのこと。
また、日本ではあまり関係がないのですが、硬水で洗濯すると白がかなりくすむようです。欧州は硬水らしいですね。日本の水道水は基本的に軟水だと思いますが、場所によって少し差がありつつ、しかしここは大きな問題じゃないと思います。欧米ではベーキングパウダーを入れて洗うと白くなるそうです。重曹ですね。
本当に手がかかる白いタオル、白いショーツ、白いシーツ、白いピロウカヴァ、白いパジャマ…。
大好きなダイアン・キートンも全身真っ白。彼女も病的なものでは、無いと思うのですが。
アキレーンのフットクリーム
August 3rd, 2016夏になると裸足で過ごすことが多く、足の裏がかたくなってしまいます。放っておくこともできますが、かたくなって、うっすら白っぽくなった踵を感じるほどたびに、心の中の女の部分が涙を流します。女の人はいつ何どきも、あなたがバレリーナでない限り、素足を男の人の目の前3センチメートルに差し出せるようにしておかなければなりません。足の爪は綺麗に手入れをしてシャープなスクエアオフにして濃いめの色のカラーでペディキュアをしておきましょう。足の爪をペディキュアをする時は爪の先端のエッジ部分を塗るのもお忘れなく。ここがしっかり塗られていると不思議と見る人に「この足はお手入れされている」と感じさせます。濃いめのカラーが映えるように足の甲は真っ白にしておきましょう。日焼けをしたヘルシーな足には透明感のあるピンクベージュも合います。足の爪の甘皮はネイルサロンへ行って綺麗に処理してもらいましょう。爪の間の垢などはもっての外、少しでも不潔な要素は排除してくださいね。忘れがちなのが足の親指に生えた毛。よーく目を近づけてみないと存在に気づかないことがあります。特に老眼だったりすると爪は綺麗になっているのに…ということもあります。せっかく綺麗にして、男の人の前に足を差し出して自分では完璧なつもりでも…毛が見えているのは相手だけ。悲惨です。足の指の毛を処理する習慣をつけましょう。
そのためには毎日足のお手入れをすることです。アキレーン(AKILEINE)のフットクリームは海外でみつけました。モナコ製です。なんて素晴らしい響き。モナコ製。習慣にするにはアイテムが素敵であることが一番手っ取り早いでしょう。香りはとても濃い花の香り。軽やかさやヴァニラの甘さ、フルーティさはなく、後ろめたくなるほど、どこまでもディープでフローラルで、フェミニンです。
父親以外の男性に初めて素足を見せた日のことを、いつまでも昨日のことにように。