暮らしの趣味」カテゴリーアーカイブ

ミルクフォーマーの比較

November 21st, 2017

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 引き続き完全無欠コーヒーをしている。フレンチプレスなどの金属のフィルターで淹れたコーヒーに、純度の高いMCTオイルとグラスフェッドのギーを入れフォームするという飲み物だ。私は朝起きて「まだ寝たい」と思っていても、このコーヒーを飲むと「たちまち」頭が元気になり、直立稼働が可能になる。これを飲むとその勢いで一日の最後まで精力的でいられる。脳みそのシワの隙間に潤滑油のようにオイルが入ってゆき、動かしてくれるイメージがある。もちろん脳は物理的に動いていないし、油を差す必要も無いはずなのだが。このコーヒーの科学的な?作用については、説明するのが難しいのでシリコンバレーの人が書いた本を読んでほしい。
   本題はそこではなく、このコーヒーを作るための道具だ。コーヒーとオイルは分離するが、クリーミーに混ざった状態で飲むと結構美味しく飲める。そのために私はこういうタイプのハンドタイプのミルクフォーマーを使っている。ベストなプロダクトを見つけるのにこんなにたくさん試した。ほとんど需要のない情報だと思うのだが、一応書いておく。

 


Best :ボデム 他を引き離して圧勝。軸をぶらすことで敢えて空気を含ませる仕組み。温めたミルクをフォームした時に他とは全く違うきめの細かい泡ができた。 2 :IKEA 価格が安い割にパワーがあり、コーヒーとオイルのような溶け合わないものを撹拌するのに適している。パワーでいうとボデムよりあり、温めたミルクをフォームする時にはそのパワーは逆に欠点になる。つまりきめの細かさが出しづらい。完全無欠コーヒーだけをつくるならIKEAがベスト。 3 :KARITA パワーが弱く、コーヒーとオイルを完全に撹拌出来ない。また温めたミルクをフォームしてもきめが荒い。付属のスタンドはなかなか良いのだが。 4 :100円ショップ 製品としては2位のIKEAとほとんど同じだが、3回使うと絶対軸が外れて壊れる。軸は元通りにはならない。3本目を買った時に「ちゃんとしたものを使おう」と決めて研究に入った。壊れないならば一番コストパフォマンスは高い。以前も使っていたがその時はこんなにすぐ壊れなかった気がするのだが。


 

 


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バスルームの研究<3>

November 10th, 2017

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 現在、訳あって大阪にマンションを借りて暮らしています。
 賃貸だと自分の都合良く変えることが出来ない、と思いがちなのですが変えられるところは色々とあります。例えばシャワーヘッド。

 この賃貸マンションのバスルームはちょっと普通と違っているのです。いわゆる欧米風の作りで脱衣と洗面とバスタブが同じ空間にあります。無作為にシャワーを浴びるとそこらじゅうビショビショになってしまいます。浴び方にもよりますが、シャワーヘッドもいけないんです。造りは欧米風のくせに、シャワーヘッドは日本製。やたら「水圧が強い」シャワーヘッドです。なのでシャワーヘッドだけ交換しました。グローエのものがロイヤルホームセンターで4000円ほどで売っていましたので。

 わたしはそもそも強い水圧が肌を叩くのが苦手です。元のマンションもお風呂をリフォームして、空気をたっぷりふくんで雨のように弱い水圧が出せるハンスグローエのシャワーヘッドをつけていました。頭の上から温かくて大きくて柔らかい水の塊をぼとぼと受けると、性的快感に近い心地よさがあります。バスタブはカルデバイの琺瑯にしていました。濡れた裸が触れるつるつるとした温かい琺瑯の感触がとても好きでした。

 また、ガラスブロック張りの素敵なバスルームを持っている知人は「自動湯はり機能があったとしてもバスタブに水栓は必須」と言います。「バスタブの中で脚を伸ばして、つま先に水栓から出る水を受けるときの快感」があるのだそうです。

 話が「水の快楽」に逸れてしまいました。

 話を元に戻すと、このようなタイプのバスルームは水圧の低いシャワーヘッドをつけるべきなのです。リフォーム時に勉強のために読んだ海外のバスルームの本を改めて見ていたら、まさにそのような記載がありました。「バスルームを水浸しにしないためには空気を含んだ水がでるシャワーヘッドを選ぶべきです」と。欧米では構造の都合上、そのようなシャワーヘッドが多いのかもしれません。逆に日本のお風呂はいくらでもビショビショにできます。それもあってか「水圧信仰」も盛んです。強ければ強いほど良いというような人は、大抵海外のホテルに文句をいいます。「水圧が弱い」と。私は弱い水圧が、ロマンチックで好きです。


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バスルームの研究<2>

November 10th, 2017

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 ジョンソン・アンド・ジョンソンのワンデーコンタクトレンズのデザインって素敵だなって思っていました。カラーがいいのです。毎日夫が使うので鏡の前に常備する必要があります。

 今住んでいる家のバスルームには収納がありません。奥行きの浅い棚があるだけです。どうせならと思って「見せる」ことにしました。大きめのガラスの容れ物を探してきて、全てひとつづつのピースにして入れています。くっついたままの姿より可愛らしくなります。ただしこのようなことをしだすとサービスレベルを無駄に上げることになってしまうので、ご注意くださいませ。


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バスルームの研究<1>

November 10th, 2017

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 お風呂掃除の道具をどこに置くか、人ぞれぞれ考えがあるようです。
 浴室に常設してしまう。なぜなら掃除に取り掛かりやすいから。脱衣所の見えないところに置く。なぜなら見栄えが悪いから。

 私は後者気味な前者です。ある時、天の声がして「それなら植木鉢を使うといいよ。濡れたって構わないし、底に穴が開いているから水はけもいいのさ」というのです。私は基本的にアイデアマンで、更には努力家なので、いつも色々な部分を改良しようと目を光らせては思い巡らしているのですが、時にこのように全く違うところからアイデアを渡されることがあります。サイキー(精霊)です。

 早速のところ、ガーデンショップに駆け込んで自分のバスルームにあう素敵な穴あきポットを探しました。ガーデンショップでは鉢カバーにも穴を開けてくれるとこがあります。鉢を選ぶときは「深いもの」を探してください。入浴中、少しでもお道具が目に触れないようにするためです。せっかくここまでしておきながら、素敵なポットからブラシがはみ出しているなど論外です。お洒落なパッケージの洗剤なら少しははみ出してもオーケーです。


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貧しさのような温かさ

May 17th, 2017

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 コットンの刺繍入りのカーテン生地でパジャマのズボンを縫った時に出た切れ端。刺繍部分を捨てるのが忍びないけど、捨てなきゃと気持ちを奮い立たせて屑入れに放ったんです。

 翌日ベッドリネンを荷造りしている時に、コンフォーターカヴァにいくつか穴が空いているのに気づいたのです。これは冬の間ねこたちがシーツと掛け布団の間へ潜り込む時に、爪をたててしまうので空いてしまう穴なのです。私は前の日の夜に捨てた刺繍部分を屑入れから漁りだしました。そして手頃なサイズにチョキチョキ切って、コンフォーターカヴァの穴を繕いました。

 穴を繕う行為というのは、温かいような惨めなような不思議な感覚があります。真っ白な麻のベッドリネンを繕う私は、何か貧しいフランスの農家の女の子になってしまったような夢をみているようでした。

 自分の母親も、こういうちまちまとした繕いものを良くしていた気がします。両親が揃いで着ていたブルックスブラザーズのパジャマの生地は良く繕いに使っていた記憶があります。密度の高いブロードのブルーとホワイトのストライプでした。

 


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