暮らしの趣味」カテゴリーアーカイブ

夫の不思議な買い物

April 18th, 2014

IMG_1584 IMG_1589  また夫が不思議な買い物をしました。私と夫は考えていることが全く違うので、お互いの買い物を不思議だと思ってしまいます。バランスボールです。「必須だ。」とのことです。

 商品を検討している時に気づきましたが、バランスボールは基本的にスポーツジムにあるものなのである程度、強い色でも成立します。しかし今回はリビングルームに置くことになるので、慎重に選びました。見つけたのがイタリア製のジムニック(GYMNIC)です。バランスボールで透明色なのはこのメーカーだけでした。さすがの夫もパールピンク色やアクアブルー色のボールが生活空間にあることには抵抗があるようで(それ以前に家のリビングルームにはトレーニング用のベンチがあるのですが・・・)、少々値が張りましたがこれにしました。脚を浮かせてしばらくバランスを取っていると、翌日背中が痛くなります。地味に効くようです。

 なかなか綺麗です。買ったあとで気づきましたが『よつばと!』で、風花が乗っていたバランスボールはこのメーカーのものでした。


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トリコのセンス

April 18th, 2014

IMG_2213 IMG_2288  学生時代のセンスの良かった男友達は、揃ってトリコ(BYtrico)が好きだった。

 高校生のころ仲良くしていたTちゃんはとりわけセンスが良く、17の誕生日にトリコのグローヴをプレゼントしてくれた。LAのスケーターのタトゥから取ったんだろう、指の第三関節、右手に「LOVE」左手に「HATE」とプリントされていた。その頃はREAL SKATEBOADINGのビデオを観て、マーク・ゴンザレスやトミー・ゲレロを聴いていた。ベージュにライトブルーのプリントだった。大好きで大事にしてたのに「LOVE」を無くしてしまった。

 大学生になって東京に来て、まず行こうとしたのが原宿にあったトリコのショップだった。私の記憶が間違っていなければ、当時は原宿のユナイテッドアローズ本店の近くにあったはずだ。当時はスマートフォンも無かったので、さり気ない顔をしながら、迷子になるのが怖かった。特に原宿通りの突き当りのキャットストリートの終わりの、サンタモニカや文化屋雑貨店があった付近はちょっと気を抜くと、迷子になりそうだった。高校の頃から原宿はよく遊びに来ていたけど、所詮は竹下通り〜原宿通りどまりで、原宿通りからアローズ本店の方へ道を渡った時、かなり大人になった感覚がした。

 大学時代の後半で知り合ったMも、センスが良かった。学生のくせして南青山の親の事務所に車を留めて六本木通りで夜遊びするような調子だった。ビルボードのポスターで作られた大きなゴミ箱を使っていた。これもトリコのセレクトだった。

 最近ふとした折にこれを思い出し、問い合わせたらまだ在庫があったのでまた買った。昔の家で使っていたものはどこへ行ってしまったんだろう。

 トリコはその後、同じ原宿内で引っ越しし、その後は豊洲のキャナルコートへ移った。キャナルコートはURのアパートだ。初めてキャナルコートを訪れた時、日が落ちて染まった空に、スクエア窓からオレンジやライトグリーンやイエローの光が漏れて、クラクラするほどかっこいいと思った。


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入浴剤の研究

April 7th, 2014

IMG_2266IMG_2297  冷えとり、気分転換、風邪予防のために、しょっちゅう風呂に浸かっています。

 普段は風呂嫌いのからすの行水ですが、先のような積極的な目的があれば率先して入ります。風邪予防の入浴は43度以上で最低でも20分以上、冷えとりのための半身浴は38度で1時間以上入浴します。こんなことなので入浴剤なしで入るのがなんとなく勿体無く感じてしまいます。

 まずは基本ですがバスソルトです。色々試しましたが塩はやっぱり圧倒的に発汗します。死海の塩を使っている時期もありましたが、塩分は浴槽と風呂釜を傷めるので、今は脱塩されていてミネラルだけが残った状態のバスソルトを使っています*1。エプソムソルトという商品です。大容量で安いです。楽天で売っています。ここにその時の体調や気分に応じて精油をブレンドしています。半身浴は午前中にすることが多いので大抵「目覚まし・気付け」のために、ローズマリー、パイン、ペパーミント。「浮腫み」が気になる日はジュニパーベリーやサイプレスです。「風邪気味」の時はティーツリーやユーカリを混ぜて43度以上で汗だくになり徹底的にウィルスを駆逐します。「夜に多幸感に包まれて休みたい」日はヴェティヴァー、ローズアブソリュートなどをブレンドします。前にも書きましたが精油はお湯には溶けませんので、一度塩に混ぜてからお湯へ入れます。その際にホホバオイルを適量混ぜると、お湯がまったりとして風呂あがりもしっとりです。

 あとは生薬系の薬草パックです。これは風呂釜の心配がいらない(はず)です。ヨモギや陳皮やいろんな草がブレンドしてあります。ヨモギの香りにとても癒やされます。最初に湯船に放り込んでからお湯を溜めます。お湯はり完了のお知らせ音楽が鳴る頃には、出汁パックよろしくお湯に生薬の「出汁」が染みだしています。

 

*1 いわゆる24時間風呂などのお湯を綺麗にろ過するタイプの風呂釜では脱塩されていても、硫酸マグネシウムの粒子がフィルターを詰まらせるので駄目です。単なる温度を一定に保温してくれる自動風呂釜での使用は問題ないそうです。


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蕗の薹のかおり

April 1st, 2014

IMG_2118  春の僅かな間、蕗の薹にありつけます。蕗の薹を食べると、あまりにおいしくて寂しくなってしまいます。これが年中食べられるような馬鹿な世界にはしてはならないぞ、と毎年強く思います。

 蕗の薹が旨いと思うようになったのは、はたちを過ぎてからでした。砂糖とミルク無しでコーヒーを飲み始めたのは中学校1年生でしたから、それに比べたらかなり遅かったです。強い香りと苦味という点では一緒の抽斗に入りそうですが。

 7,8年前に、上りの東海道新幹線で席が隣り合ったことから仲良くなったSさんはフードコーディネーターです。自分の親ほど歳が離れていますが、私のことを「ずっと友だち」と言ってくれる人です。そのSさんが作ってくれた蕗の薹と浅蜊のスパゲッティで、私は蕗の薹がとても好きになりました。浅蜊も、このころになるとフチまで身が太って旨くなります。このスパゲッティは簡単に言うと、ボンゴレ・ロッソに蕗の薹が入っているというものです。当時Sさんが住んでいた荏原のライオンズマンションの9階からは春霞の富士山が見えていました。あれから何年か経ちましたが、毎年自分でも作って食べています。トマトの酸味、オリーブオイルの油分、浅蜊の旨味、蕗の薹の苦味、パスタの粉の味がばっちり決まると、堪えられない旨さです。

 先日帰省した際に庭で摘んだ蕗の薹は、まず天ぷらにしました。まだ開いていない、ツボミの状態で贅沢です。まだ残っています。とっておきのスパゲッティを作ろうと思います。


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花粉症の手当

March 29th, 2014

IMG_2067  数日前、ひどい鼻づまりで息ができなくなり、とうとう物理的に広げることにしました。

 基本的に新薬を飲んでマスクはなるべくしたくないのですが(薬を飲んでいても花粉を防がないと意味が無いと医者に言われましたが、マスクは嫌です)、この日は花粉と薬と飲酒が重なり、両鼻が充血して塞がりました。ブリーズライトは単純な構造です、強力なテープに針金が入っていて、それを鼻に貼ると物理的に皮膚が持ち上がり、鼻をおっぴろげるというものです。鼻に貼って、手を離した瞬間に鼻が通ります。

 花粉のシーズンは常に鼻の中がただれています。朝起きた時などは「この状態でよく気持よく寝ていたな」と思うほど壊滅的な状態になっています。鼻の中のかさぶたはとても気持ち悪いです。手当として、ワセリンを綿棒で取って塗っています。大さじ1つ分のワセリンにラヴェンダーとダマスクローズのアブソリュートの精油を1滴づついれて混ぜたものです。油分でコーティングされることで乾燥を防ぎ、ラヴェンダーで炎症を癒やし、更にリラックスして気分が良くなるという、魔法の軟膏*1です。

 

*1 お試しになる場合は、個人の裁量と責任で行ってください。精油は劇薬となりえます。私は専門書を何冊か読み比べて実践しています。ラヴェンダーとティーツリー、ローズ以外の精油を直接肌に塗布することはだめです。混じり気のある安価ものやディフューザー用の精油もだめです。精度が高く信頼のあるメーカーのものをお使いになることをおすすめします。私はフロリハナというフランスのメーカーの精油を使用しています。


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